一人称の体験記

私「一人称」が経験、体験した物事の過程と結果を紹介するブログ

虫垂炎経験談

一人称です。

お世話になっております。

 

人生で2回ほど全身麻酔の手術を経験しているのですが、そのうち1回が虫垂炎でしたのでその経験談を書いておきたいと思います。

もう2年前の話で当時メモしていた内容もスマホを更新した際に誤って消去してしまったので曖昧だったり忘れてしまった内容もありますが手術後に不安なことがあったり、虫垂炎の手術を控えていたり、お腹が痛いけど病院行くか悩んでる方の参考になればと書き出しておきたいと思います。

症状の発生から手術までの話

最初に腹痛を感じたのは日曜の昼間でした。友人のインストアライブを見学してる最中になんとなくお腹の右下が痛くなってきました。痛みはきりきりと痛むような感じで腸がいつもより動いてるのかな?くらいにしか考えておらずその日1日なんとなく痛みは続いていましたが夜もいつも通り寝ることができました。次の日の朝痛みは酷くなっていました。きりきりとした感じは同じなのですが度合いが違います。当時通勤に徒歩と電車で2時間かけていたのですが、電車で立ち続けるのは不可能な痛みでした。流石に病院に行こうと判断し徒歩5分程にある地元の内科へ朝一で行きました。待合に何人かいましたが、待ってる間にも痛みはだんだんと酷くなっていきます。自分の名前が呼ばれ診察室に向かい症状を伝えるとすぐにエコー検査をしてもらい虫垂炎の可能性があるから総合病院へ行くよう言われました。内科から総合病院まで徒歩10分程度なのですがこの時点で痛みで歩く事はできませんでした。幸い免許を持つ家族が家にいたので事情を話して車を出してもらい総合病院へ向かいました。この辺りから記憶が曖昧なのですが、たしか紹介状を書いてもらっていたのでそれを出して辛そうだったのか車椅子を勧められたのですが当時でも90kgを超えていたので遠慮したのは覚えています。その後いくつかの検査をしたのですがこの時点で車椅子乗っときゃよかったと思いました。数メートル歩くだけでも苦しく冷や汗が酷かったです。どんな検査をしたのかは忘れてしまいましたが、検査の結果、虫垂炎でかなり進行してるため本日中に手術が必要となり全身麻酔の手術になるため家族の同意が必要で仕事中の親を呼び出し同意書記入後すぐ手術が行われました。

結果、腸はすでに膿まみれで軽く炎症を起こし軽い腹膜炎にもなりかけていたようです。すぐに手術の判断をしてくださった医師の方には感謝しかありません。また虫垂がすでに癒着していたらしくこの時以前に虫垂炎を起こしていた可能性が高いとのでした。確かに数週間前に同様の痛みを感じて超音波検査をしておりその時にも虫垂炎かもしれないと診察されていました。その時は痛みがひどくならず数日で引いたためただの腹痛だと思っていたのですが、違ったようです。

手術後の話

手術は全身麻酔の腹腔鏡手術で行われ、2週間ほど入院予定になりました。手術後4日間は絶食で点滴のみで栄養を摂っていましたが、不思議と絶食期間中にお腹が空く事はありませんでした。最近行ったファスティング中は定期的に空腹の波がくるのですが、栄養を摂っていれば空腹は感じにくいのかもしれません。他はカテーテルが外れた後は出来る限り散歩をしていました。ちなみに男性の場合カテーテルは酷い痛みを伴うことがあります。この時はさほど痛くはありませんでしたが、別件で全身麻酔の手術をした際はカテーテルを抜いた後、初のおしっこで泣くほどの痛みを感じました。当時はトイレに行く回数をできる限り減らすためにギリギリまで我慢しておりました。閑話休題。散歩をするのは手術後、腸が癒着し腸閉塞になってしまうのを防ぐためです。最初は手術跡の痛みで歩くのもキツかったのですが、毎日3回無理のない範囲(最初はトイレに行く程度)で歩くようにしていると最終的にはフロアの廊下を何往復もしていました(外出ができなかったため)。数日間膿を出すためのドレーンが刺さったままになっておりましたが特別強い痛みがあるなどはありませんでした。

入院中の悩みの話

まず1番に書きたいと思ったのが、手術後に感じていたトイレを催したような腹痛と残便感です。これを書くために今回この記事を書いたと言っても過言ではありません。腸の手術のため腸の中の排泄物などは全て出され、その後に食事もしていないため腸内は空の状態のはずなのですが、大便をしたいような腹痛と便が出切っていない残っているような感覚がずっとありました。不安に感じ担当医に相談して直腸の診察もしてもらったのですが特に異常はありませんでした。しかし、お腹の痛みも不快に感じる残便感も消えません。出来ることもやることもなく時間だけはあったのでネットで血眼になって検索しましたがなかなか見つかりませんでした。そんなこんなで2日くらい探しつづけてやっと見つけた納得するものがありました。「ダグラス窩膿瘍」というものでした。詳しくは調べていただきたいのですが、簡単に説明すると体にはどのような姿勢でも1番低くなりやすい部分があり、そこに膿が溜まってしまい炎症を起こした状態です。主な症状としては残便感(しぶり便)、排尿痛などが挙げられるようでどちらも現れておりました。特に女性で多いようですが、男性の自分でもなりました。女性に多い理由は臓器に違いがあるようで、そもそもダグラス窩というのは子宮と直腸の間らしく、女性特有のものだそうです。前述の通り私の腸は膿にまみれており、それを生理食塩水で流したそうなのですが、全て流し切る事はできなかったと聞いておりました。腹腔鏡手術で穴が小さく流し切れるわけもなく、術後数日ドレーンが繋がっていたことからも理解しておりましたがこれが原因なのか、またはもともと炎症を起こしていたのかはわかりません。すでに手術で確認し終わっており、それ以上の特別な対処法もなく不快感を耐えるしかなかったのですが、昔から言われております盲腸の手術後はおならをしたら良い証拠と言うのはその通りでおならがでてからだんだんと残便感も無くなりました。おならをするまでの数日間何度もトイレに行き踏ん張ったのですが腸自体が活動していないのか無駄骨でした。私の場合は経過観察のために定期的に血液検査をしていたので、異常が起きた場合気づいてくれたとは思いますが、もし症状が悪化するようでしたら担当医へ相談するのは必要だと思います。

またこれは虫垂炎に限った話ではないと思いますが、点滴でも少しびっくりしたことがありました。注射自体はもともと怖くないのですが、腕の状態はたまに気にした方がいいかもしれません。私の場合気づいたら点滴をしている腕が1.5倍ほどに膨れ上がっていました笑。1度正確に刺さっていたたずの針が何かの拍子にずれてしまったのかうまく血管から外れていたようです。なんとなく腕が重く感じて見た際にはあまりの変化に漫画の如く二度見をかましました。痛みなどは特にありませんでした。

その他細かいことも含めて不安に感じることもありましたが予定の半分の1週間で退院することができ、3日後には出勤しておりました。今のところ腸閉塞もなく過ごせております。

これで私の虫垂炎経験談は終わりです。

症状からすぐエコー検査をしてくださった内科医の方、的確な手術をしてくださった担当医の方、入院中お世話をしてくださった看護師の方々、不安な時に心の支えになってくれた家族、感謝でいっぱいです。ありがとうございます。

 

最後に

自分でこんな記事書いといて言うのもなんですが素人のブログやSNS、まとめ記事なんかより専門家の意見を聞きましょう。不安であれば他の専門家の意見を聞く(病気であればセカンドオピニオン)のが良いと思います。素人なんて責任なくなんでも言えるのですから。あくまでヒントやきっかけにご利用いただけたら幸いです。

 

以上

 

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